テーブルソーで溝を掘るにはDado blade と呼ばれる専用刃が必要です。 Dado Balde にはStack Dado blade という物とWobble DadoBaldeという2種類があります。写真のはウッドチャックが使用しているStack Dado Blade。 直径8インチ(20cm)、1/8インチ厚の丸鋸刃2枚の間に 厚さ1/16インチ(1枚)、1/8インチ(4枚)、3/32インチ(1枚)のチッパーと呼ばれる鋸刃を様々な組み合わせで挟むことにより1/4インチ(4.2mm)から29/32インチ(23mm)までの幅の溝が掘ることが可能です。またシムと呼ばれる薄い鉄板を挟むことにより微妙な調整も可能です。 溝の深さはテーブル上に出る刃の高さで決まります。 Stack Dado Balde は溝の幅を変更するためにはその都度刃を外し、チッパーの組み合わせを変更しなければならにという欠点がありますが、直角の美しい溝を掘ることが可能です。 一方Wobble Balde というのは丸鋸の軸に対して刃を傾けることにより溝を掘る物で、簡単に溝の幅を変えられると言う利点がありますが、溝の形は直角にはならないという欠点があります。
これが3/4インチ(19mm)厚のMDF材に3/4インチ幅、1/4インチ(6.4mm)深さの溝を掘った物
溝を掘るにはルーターを使用するという方法もありますが、テーブルソーを使用する方が切削量を大きくとる事が可能で、一回でこのような溝を掘ることができます。(ルーターの場合は一回の切削量を大きくできませんので、刃の深さをかえて何度も掘る必要があります。)
これが掘り上がった溝に3/4インチ厚のMDF材 を仮組みしたところ。実際には木工ボンド(イエローグルー)と木ネジで固定します。
テーブルソーで溝を掘る際の欠点は通し溝しか掘れないという点です。板の途中まで溝を掘る場合などはルーターを使用することになります。
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