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ブロックプレーンの調整について

ウッドチャックの調整法は「The Complete Guide to Sharpening」という本を基本にしています。

ブロックプレーンを分解した所
1. ラッカーを剥がす。
スクレーパーまたは溶剤を用いて錆び止めのためにコーティングしてあるラッカーをはがします。上記本ではカンナ全体のラッカーを剥がすように書いてありますが、ソールだけで充分です。他の部分は錆び止めとして残しておきましょう。
2. スロートプレートがスムースに動くことを確認する。
スムースに動かない場合はスロートプレートを取り外し、バリ等の引っ掛かりをヤスリで除去。削り屑などきれいに取り除いてから組み付けなおす。
3. ソールを平らにする。
カンナのソールは機械研磨されていますが、カンナを掴むクランプのストレスが原因で研磨後のソールは若干凹面状になっているため、これを平らにする必要があります。
ソールを平らにする方法はいくつかありますが、まず基準となる平面を確保する必要があります。
一般的にガラス板を使用しますが、これも結構注意が必要です。ガラスというのは結構たわむものです。相当厚いガラスを使用するか、しっかりしたある程度平らな板の上にガラスをおく必要があります。
また、上記本ではガラスとシリコンカーバイドの研磨剤を使用した方法が紹介されていますが、この方法ではガラスも研磨され次第にガラスの平面が狂ってくるためお勧めではありません。
色々試してウッドチャックが辿り着いた方法はデルタのテーブルソーのテーブル(Woodchuck's Workshop で得られるもっとも平滑な平面)の上にウェット&ドライサンドペーパーを引き、その上で8の字を描くように研磨します。 このときカンナは実際に使用する状態に組み立て、刃は引っ込めた状態にして置きます。

最初は番数の低い(#150)サンドペーパーを使用し、機械研磨の筋が消えるまで研磨します。これが結構根気の要る仕事です。少なくともソールの前と後ろならびに刃口の前部の筋が消えるまでがんばりましょう。筋が消えたらストレートな定規を当てて平らになったことを確認します。次にサンドペーパーの番数を上げ、先ほどの研磨の後が消えるまで研磨、これを繰り返していきます。実際には#220程度の研磨で十分ですが、「ピッカピカにしてやるぞ!」なんて人は気の済むまで研磨を続けてください。

4. 刃口(スロート)を直角に
刃口がソールに対して直角であることをスコヤを使用し確認します。
もし直角になっていない場合は金ヤスリで削って直角にします。
5. ブレードシート
ブレードシートとはカンナのボディの内、刃が接する部分です。ここをヤスリでフラットにします。
6.レバーキャップ
カンナの刃はブレードシートとレバーキャップの先端部分に挟まれて固定されます。レバーキャップのお尻を少し浮かせた状態で先端のみを平面に貼り付けたサンドペーパー上でこすりフラットにします。

これでカンナ本体の調整は終了です。錆びないように油を塗っておきましょう。ウッドチャックはミネラルオイルを使用しています。
さて、カンナ本体の調整が済んだら次は刃を研ぎましょう。カンナ刃の砥ぎ

 

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