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Pressure Treated Lumber
防腐剤加圧注入木材の取り扱いについて
以前、ニフティーサーブのFDIYS においてCCA材の話題が出た際に日本語に訳したものです。
原文は The American Wood Preservers Institute (AWPI)の Consumer Info のコーナーにあります。
Pressure Treated Lumber とは防腐薬剤を圧力注入処理した木材の総称
ことで大きく分けて3種類に分類できます。
- 水性防腐剤処理木材
Chromated Copper Arsenate (CCA), Ammoniacal Copper Quat (ACQ), and
Ammoniacal Copper Zinc Arsenate (ACZA)などの水性防腐剤を圧力注入し
たもの
デッキ、遊歩道、フェンス、ガゼボ、ボートドック、プレイグラウンドな
どにに広く使用される。
- 油性防腐剤処理木材
Pentachlorophenol、Copper naphthenateなどの油性防腐剤を圧力注入した
もの
体育館、室内プール、教会などの大型木材建築のラミネートウッドビーム
などに使われている。
- クレオソート処理木材
枕木、ドック、橋などに使用されている。
Treated Lumber
(Source: EPA Consumer Information Sheet via Hickson Timber Protection)
- 住宅部材等に使用されたCCA(Chromated Copper arsenate)防腐剤を圧入処理され
た材木(処理木材)は数十年間の耐用年数があります。
- 推奨されたように使用すれば、処理木材の扱いに恐れを抱く必要はありません。しか
し、処理木材を使用するに当たっていくつか注意しなければならないことがあります。
- 使用場所について
- 木材を白蟻の攻撃や腐敗から保護するためにEPA(アメリカ環境保護局)に
登録された殺虫剤(CCA等)を圧入処理しています。このことから、処理木
材はそのような保護を必要とする箇所のみに使用されるべきです。
- Outsideプロジェクトにおいて:
- パティオ、デッキ、歩道などに使用する際は、表面がきれいで、残留物など
のない処理木材を使用すること
- 処理木材は波止場や橋など公共の飲用水に直接的もしくは間接的に接触する
恐れのある場所には使用してはいけません。
- 蜂蜜と接触する恐れのある養蜂箱に処理木材を使用してはいけません。
- 牧草の貯蔵容器または貯蔵庫に使用していけません。
- 処理木材を住居内に使用することは、建築が完全に終了し鋸屑や建築廃材が完
全に除かれている限りは安全かもしれません。しかし、以下のような場所には
使用してはいけません。
- 食品貯蔵容器
- まな板、カウンタートップ
- 取り扱い上の注意
- 廃材の処分は一般ゴミとして出すか、地中に埋めること
廃材を焚き火で燃やすとか、暖炉、ストーブ、家庭用ボイラーなどで燃やして
はいけません。なぜなら、煙や灰中に有毒物質が生成される恐れがあるからで
す。
- 建設現場などから産業廃棄物として発生した処理木材は州および連邦政府が認
可した産業用焼却炉またはボイラーのみで燃やすことが出来ます。
- 処理木材から発生する鋸屑を頻繁に、長期間吸入することは避けてください。
ダストマスクを着用すること
- 空気中の鋸屑が室内に蓄積することを避けるため、処理木材の加工は可能な限
り屋外で行うこと
- 機械加工をする際は、飛散屑から眼を保護するためゴーグルを着用すること
- 材を加工後、飲食または喫煙の前に暴露面を完全に洗うこと
- もし、防腐剤または鋸屑が衣服に付着しているならば、再び着用する前に洗濯
すること
なお、洗濯する際は他の一般衣服とは別に洗濯すること
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