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デッキ張り

2000年7月29日〜8月7日

建築検査結果 ---その後---

不合格の結果を聞いたときは大きなショック、その後ほとんど仕事が手に着かない状態であった。
「今更ジョイストを16インチにしろと言ったって、いっそうのこと間にジョイストを入れて12インチ間隔にしようか? いやそれにはレッジャーを固定するラグスクリューの頭がじゃまになる。どうしよう・・・・」色々悩む。
それにしても申請書類の図面は24インチ間隔で提出。さらに建築許可が下りた時、検査官に24インチ間隔にしたいと言うことは口頭で了解済みのはず。

早速建築局に電話をするが担当の検査官はまだ現場から戻っていないとのこと、戻ったらオフィスまで電話をくれるようボイスメール(留守電)に吹き込んでおく。
5時半頃電話をもらう。この検査官は結構ちゃんとしている。もしかしたらこちらの言い分を聞いてくれるかもしれない。(米国で留守電に吹き込んでその日のうちに返事が返ってくるのは非常に珍しいことである。)
検査官に申請時の図面上は24インチ間隔であり、建築許可時に別の検査官から口頭で24インチでも構わないと言う了解を取ったことを伝え、検査結果が変更できないか?頼み込む。検査官は自分の一存では決められないので上司に相談して明日の朝電話するとのこと。

翌朝7時半、検査官からオフィスに電話をもらう、「ビームの間隔が6フィート以下であるならジョイストは24インチ間隔で構わない。工事を先に進めてよろしい。」とのこと「ヤッター!」しかしここで簡単に「ありがとう!」と引き下がっては契約社会のアメリカでは生きていけない。(今までこの口約束で何度失敗したことか。)検査合格の旨を書面で欲しいと食い下がり、検査合格書をファックスで送ってもらうことになった。

7月29日
デッキを張る前にまずビルトインベンチの足を作製する。建築申請上はデッキには柵を取り付ける予定であったが、この高さのデッキなら柵は必要ないと言うことで柵のかわりにベンチをビルトインさせることとした。材は4X4、フレームのリムジョイストの内側に固定する。 12本を長さ23インチに切りそろえる。
7月29日
足はリムジョイストに内側から引っ掛けるため、テーブルソーで足の下から5.5インチの所に深さ1.5インチの切れ目を入れる。
7月29日
バンドソーで幅1.5インチで足の下からテーブルソーで切り込みを入れた所まで切り取る。
7月29日
これが出来上がりの足12本
7月30日
いよいよリムジョイストへの取り付けである。
リムジョイストの所定の位置にまずキャリッジボルトの頭が隠れるように(ボルトの頭と同直径、深さは頭の高さといっしょ)フォスナービットで彫り込む。
7月30日
作製した足をクランプでリムジョイストに借り止めしてから
7月30日
先ほど彫り込んだ穴の中心にドリルでボルトの貫通する穴を開ける。
7月30日
キャリッジボルトを叩き入れ内側からワッシャーとナットで固定する。
7月30日

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大きな画像が見れます。
12本すべての足を同じように固定する。
7月30日
次にデッキ板を張る前にデッキライトの配線を行う。デッキ板を張ってからも取り付け可能ではあるが、作業性を考えるとデッキ板を張る前に配線してしまった方がずっと楽である。まずトランスをコンセント近くの壁面に取り付ける。このデッキライトは12Vの低電圧仕様、このトランスで電圧を120Vから12Vに落としている。さらにこのトランスは光センサーとタイマーが一体になっており、日没後一定時間だけ点灯するよう指定出来る。
7月30日
トランスから電源ケーブルをフレームの下に這わす。
7月30日
取り付けたベンチの足にデッキライト本体を取り付ける。
7月30日
ライトのカバーを取り付け
7月30日
ライトのケーブルを先ほどフレームの下に這わせた電源ケーブルに専用コネクターで接続する。
8月2日〜7日
さて、いよいよデッキ板張りである。必要な工具はデッキ板の端に下穴を開けるための充電ドリル(BOSCHの12V)、黄色いのがDeWALTのデッキ用120Vスクリュードライバー(深さ感知式のドライバーでネジの頭が設定した深さに達するとネジの回転が止まるようになっている。120Vの強力モーターで電池切れを心配する必要もないが、あまりのパワーに失敗するとすぐネジの頭がつぶれてしまう。) 後はコンビネーションスコヤ、スペーサーは合板に刺した釘を利用、この写真にないがスライド丸鋸とジグソーも使用。
8月2日〜7日
反った板は自動車用のジャッキで押さえ込む。
8月2日〜7日
デッキ板は防腐剤加圧注入した2X6材。各ジョイストに2本ずつデッキ用ドライバーでネジを締め込んでいく。下穴を開けるのは板の両端のみ、後は下穴なしで直接デッキスクリューをねじ込む。デッキが長くて板を繋ぐ必要がある場合はジョイストの上で繋ぐ、ただし一本のジョイスト上ですべて繋ぐとデッキの強度が下がってしまうため、デッキ板を2本繋ぐところと3本繋ぐところを交互にし、繋ぎを分散させる。ベンチの足部分はジグソーで切り欠きを入れる。
8月2日〜7日

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デッキ板を張り終え、早速デッキの上でバーベキュー
こう書くといかにも簡単にデッキが張り終わったかのようであるが、デッキのスペースには結構苦労した。デッキ板は家側から張り始め、最終的にはリムジョイストと面一になる予定であった。L字型デッキの長辺側は家からリムジョイストまで2x6材で19枚、途中でスペースを変えながらなんとかきっちり収まったが、短辺側は2x6材で44枚、途中何度も確認し、スペーサーの釘の太さを変えながら調整を繰り返していたにもかかわらず、最後になると間隔が全くあっていない。仕方なしに最後の一枚は2x6を約1インチ幅を狭くカットした。
8月2日〜7日
デッキを張り終えた頃、突然一匹の子猫がデッキ下に住み着きはじめる。どうもこのデッキがたいそう気にいった様子。3日間我慢して餌をあげないでいたが全く余所へ行く様子がなく、とうとう我が家で飼うことに決めた。名前は「タマ」と命名。

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